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一年

リハビリ病院から退院して一年になります。

長かったような短かったような。退院当初は面食らうことばかりで私の介助も下手だったし何より部屋の中とはいえ歩くのは夢また夢!

一年海明寺もがんばってくれました。

単行本も出たし、展示もできた。
作家活動としてもずいぶんがばったといえるんじゃないでしょうか。

毎年恒例の(そしてまた規模がでかくなった。。。)お花のレッスンを終えて家に帰ってきて、お祝いがてら二人で焼肉やさんに行ったりしてみました。

来年も「去年はこんなちいちゃなこともできなかったっけね」と笑えるようにと願います。

階段のぼり

かいめーが倒れたときに真っ先に連絡を入れた人の一人が園田健一さん。なんだかびっくりするほど隅々まで情報を回してくださって度肝を抜かれたりもしたのですが、入院中、複数回お見舞いに来てくださったり、人一倍心配してくださいました。

「宴会にも来てね」って早くから言ってくれていたけれど、毎度おなじみのコミケ打ち上げ宴会の会場はEV。エスカレーターなしの3階。
正直「一生挨拶にいけないな」って思っていました。車椅子ではあがれないからね。
(といったらおぶいますよ!といってくださる猛者も現れましたがwまあそれはそれw)

11月のイラスト展に通うために階段昇降の練習を日々行っているかいめー。

そんな中に園田さんからコミケ打ち上げの連絡が入りました。(今回原稿はかけなかったんですが><)当日はかいめーも家にいるし断ろうかと思ったら

「階段登ってみる」と言い出した。
げ。3階だよ!びっくりだよ。ぶっちゃけ無理じゃ。。。。

でもまあ私も一緒に行って登れなかったら「残念でした」って怪我なく帰ってくるのもチャレンジじゃないか。。。?

なので参加してみることにしました。(ちなみに荒天の場合は欠席と伝えてありました)

前日はどきどきするのかなかなか寝てくれません><

さて当日。思ったよりも病院の診療で時間がかかり、集合時間にやっと家を出れるわれわれ。
吉祥寺駅に向かう方法は、バスで西八王子に出て中央線。
乗り換え回数1回。コレは楽なパターンです。

幸い登りはラッシュと無縁なので私ものんびり座って向かうことができました。かいめーは各駅ごとに「○○駅、なう」ってつぶやいていて、若干うざいw

吉祥寺駅について、応援を頼もうかとも思ったのですが、車椅子を押すのはさほど苦じゃない、というか楽だよ。なにこの楽さ。街が平らだよー!!!八王子は坂が多すぎる。。。
さーっと会場手前まで行き、階段を登る準備。

かいめーは右手右足はしっかりしているので右手で手すりがつかめれば、結構しっかり階段が登れます。もちろん見守りは必要で、後ろ位置にしっかりサポートで立たねばなりません。
可能ならば、3階に着いたときに、3階に車椅子があってほしい。

私一人ではサポートで3階に登らせたあと、1階まで戻って車椅子を持ち上げて3階まで行かなければなりません。ちなみに車椅子は15キロほど。

なんとか一人で持ち上げられなくはないのですが、その間かいめーを一人で階段近くに立たせておくことは「落下事故起こってください」くらいに危ないのでサポートが必要なのです。

階段はグーグルマップで見ると右に手すりがあり「よし!」って感じだったのですが、おしゃれゾーン的に3段、まったく手すりもつかまれるところもない階段がある。。。まずここが難関。
車椅子から立たせて、私につかまり立ちさせて、なんとか3段。

あとは2階までは15段ほどで。右に手すりあり。

さー、この2階までに上がる間にお手伝いをお願いしようか、と携帯を取り出すと、パーティー会場から皆さんがどどど、と降りてきてくださって(かいめーがいちいちどこの駅に着いたとつぶやいていたのでチェックしてくださっていたらしい。)オタスケ人が多数。

かいめーもがんばってあがってくれます。
2階踊り場から階段までもほんの50センチくらい手すりがない。そして最後の5段くらいも手すりがない。

でも全部で30段、登りきりました。
すごーーーーい!

思えば3月に風俗資料館の8段の階段を登ることは不可能で、男手2人で車椅子を持ち上げてもらいました。

ソレが半年足らずでこんなに階段が登れるようになって。。。

会場に入るとみんなが拍手で、歓迎してくれました。お見舞いに来てくださった方は「しっかりしましたね」といってくださるし、遠慮気味の方もマイクを持って普通に話すかいめーを見て「かわってませんね」って言ってくれました。
ビールやお酒もいっぱいあるけれども呑まずにノンアルコールビール飲んでにこにこのかいめー。

お友達とお話しもできたみたいでよかった。私もいっぱいお話してきて楽しかったです。


階段はくだりのほうが怖いので、ちょっとびくびくしていたかいめーですが、帰りもがんばって降りられました。

結構急な階段なので、ここ登れればほんと、どこでも登れます><
資料館の8段ばかり、ほんとうにちょろいもんです。。。。

また次の宴会も行くんだ、とかいめーはわくわくしていました。人と会えることって本当に元気をもらいますね。うれしいです。

リハビリ日記

今日は週に一度のリハビリセンターの日。
かいめーはめそめそ。きついからなー。

いつもごきげんとっちゃいます。「好きなパン屋さんに帰りによろうよ」とか。
今日は天気がよかったので救急で運ばれた病院にいってみないと持ちかけてみた。
先月から行きたいいきたいといっていたのでかいめー大乗り気。よかったw

リハビリはGWはさんで変則だけど何とか週に一度は行えるように気をつけていた。
それでも在宅のリハビリ担当に「動きが悪い」といわれる。やっぱり週2にしないとだめなんだなー。。。。うむう。

今日のかいめーのリハビリはなかなかにスムーズで感動した。厳しい先生なのにほめられていたなあ。よいぞよいぞ。


いったん駅に出て病院詣。
受付に「去年入院していたものなんですけど本人が遊びに来たいと申しまして」と馬鹿丸出しの挨拶をして入院病棟に。

知っている人いるかなーと思っていたら、リハビリ担当のかわいこちゃんが「すずきさーーーーん!」と大喜び。やっぱり経歴が漫画家で変わっていたせいか覚えていた方が多かったです。一緒に写真とったり。
一年前とはさすがに違ってしゃっきりしていたので「本当によかったね」ってみんなに言ってもらっていた。かいめーはアイドルだったリハビリ担当ちゃんが本当にかわいかったのでニコニコだったw
かいめーが入院していたときの初めて書いた絵も改めて見せてもらったけれど小学生の絵のままでアトムだのかえるだの書いていて左側がまるでない。リハビリ病院にいったときのよりひどく左がかけていないのでちょっと感心した。(そして1年前のスケッチブックをまだ使っている病院にも驚いたw)

そして「家ではどれくらい歩いているの」って言われてはっとした。
かいめー家ではほとんど車椅子で歩いていないのです。歩かせるべきだったんだー!
もともといったんPCとかみだしたらほとんど席を立たない(わたしもw)なので「車椅子でダイニングに移動」以外考え付かなかったよー。

移動はどっちにしろ私が付き添いなのだからベット→ダイニング・ダイニング→トイレはすべて杖歩行にしよう。提案したらかいめーもがんばるといってくれた。

少しづつ進んでいけると良いなあ。

大雪とけやらず

今日はバスで外出するはずが雪かき加減の微妙さでバス停までたどり着けない事態になり、しかもタクシーは呼んでも着てくれなかったりで散々でした。。。雪の日の外出は控えなければならなさそう。

部屋を整頓していたらかいめーの雪の日っぽい絵を見つけたのであげておきます。

uhuhu.jpg

何でだかこういうちびこいキャラを昔はいっぱい描いていたようです。いつのころからかまったくでてこなくなっちゃったなー。

退院してのんびり

規則正しい病院の暮らしからは一変、なんだか宵っ張りなかいめー。私も普通に暮らしているから9時に寝たりは難しい。。。

今のところデイサービス(老人がメインですが9-5時で施設で預かっていただけます)を週に3回利用して何とか私が生活基盤を立て直さねば、とがんばっています。
本人は「あまり楽しくない」といいながらも帰宅後は表情も明るくいろいろお話してくれるのでちょっと安心です。

それにしても夜ねないなー。寝かしつけるのですがなかなか寝てくれません。夜寝ないと昼も眠そうで、せっかくのデイサービスが無駄になりそう。。。。

通院は脳出血関係の病院とアルコール依存関係の病院の2箇所に通うことになりそうですがいずれも歩いてはいけないのでまだ車椅子のかいめーを連れて歩くのはなかなか骨が折れます。

公共機関で移動したり、ちょっとお買い物ができたりそういう日常のこともなれて行きたいんですがなかなかできませんね。やっぱり入院中にもうちょっと練習できればよかったな。。。

リハビリは在宅で一回だけになっちゃってもうちょっとやっておきたいところですが車椅子送迎できる施設が少ないようで空きを待っています。

まだ落ち着かない日ですがけんかしながらも仲良くやっていますよ。ありがとうございます。
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プロフィール

小杉あや

Author:小杉あや
80年代半ばに(エロ)マンガ業界の片隅に入り、タニシのように生息。

思い出したようにまんがのことを語ったり、お花をいけたり(正業は花屋)しています。

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